シートポジション、もっと細かく言うと座面の高さというのは車においてどれくらい重要視すべきものなんでしょうか。コンパクトカー、 に限らず車についてあれこれ言うときに、着座位置について「スポーツするには座面が高すぎる」 というような感想を抱く人が多いように思います。 もちろん居住性を考慮した車の着座位置がスポーツカーのそれに比べて高くなっている事実はほとんどの車に当てはまるでしょう。しかし、 シート座面の高さとスポーツ走行にはどれほどの因果関係があるのでしょうか。
多分、着座位置を低くすることで視点が下がるため、旋回中のロール量が体感的に下げられるからロールに対する不安が解消でき、
旋回速度の向上につながるとか。着座位置が低くなるから単純に人間が車の下方向に移動するので車全体の重心が下がるとか。
または視点が下がるので体感スピードが増加するとか。
僕にはこれくらいしか思いつきませんが、これくらいなら別にこだわる必要は無いのでは?と思ってしまいます。
むしろこれくらいなら着座位置を下げる必要はないのでは?
体感ロール量は単純に足回りを適度に固めれば減少するでしょう。 重心の問題も人間が10cm下に移動したところでどれくらいの効果として表れるのか。これはちょっと気になりますけどね。 人間は車重の5~10%近くを占める重量物ですから、それが移動することは意外と大きな影響を及ぼすような気もします。とはいえ、 例えばランエボがルーフ部分をアルミ化したのと比べてどれほどの効果があるのかわかりません。
体感スピードの増加という面は、「もっと速く走る」ためにはむしろマイナスですよね。「もっとスポーティな感覚を得る」 というのであればプラスですけど。
僕の感覚から言うと、いわゆる乗用車然とした「高め」 の視点から周りの状況が把握できた方が速く走るためには効果があるような気もするんです。それから姿勢の面から言っても。 身体に負担のかからない姿勢のほうが良いですよね。単純に。これは着座面の高さだけの問題ではないですけど。
と、なんやかんや言ってみたところで、やはりレカロのシートは入れてみたいと思うのだ。
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