"For Beautiful Human Life"(Amazon)から3年ぶりとなるキリンジのオリジナル フルアルバム。
タイトルがもういきなりキリンジのセンスなので安心して聴ける。
音は確かに4つ打ちとかが入ってきて(#8[ロマンティック街道(Album Ver.)]のKraftwerkみたいな音とか)、今まで言われてきた70年代っぽさとかそこはかとないジャズっぽさは色を潜めているように感じるのだけど、その一方で前作よりちょっと前のアルバムの雰囲気に似た印象を持ったりもした。
なんというか、今作まで並べてみると前作が異端っぽい感じがする。
でも一聴してわかるほどの「キリンジっぽさ」は一貫している。なんなんだろうねこれは。あ、その中でソロ活動をはさんだからか、なんとなく「高樹っぽさ」「泰行っぽさ」はより輪郭が鮮明になっている気がする。
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