上司への愚痴が酒のつまみになっている人は読んで損はないかも。
とはいえ、この本で言ってることを自分なりに要約してみると、「上司と上手くコミュニケーションを取りましょう」ということで、一言で言えてしまう。もちろんコミュニケーションを上手く取るためにはいろいろ知識として知っておくべき事柄があって、そのへんのことが紙面を割いて書いてあるわけであります。まず自分が部下としてどういう性質を持っているか、また上司はどんなタイプかを把握するということ。その上で、どうやって接していくのがいいのか。これについての記述がほとんどです。
まあ、上司と部下だからといって何か特別なコミュニケーション術があるというわけでもなく、あえてひとつ挙げるとするならば「上司には上司としての体面がある」ということくらい。言い換えれば、上司の顔を立てつつ上司を教育していくのに必要なのが部下力である、と言えるかもしれません。
でも日本の対人コミュニケーションって基本的に「相手の顔を立てつつ」だから、そういう意味ではこれも特別なことではないのか。
あとはそうですね、上司が変わらないようだったら自分が変わらないといけない、部下が上司を変えていかないといけない。なんかそういう意識付けのきっかけを作るにはいい本と言える。
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