友達と、車でどこかぶらりと出かけようということになり、いい機会なので前々から一度運転してみたかった日産ティーダをレンタカーで借りることにしました。あ、ちなみにここから先は僕の乗っていた車がヴィヴィオ RX-Rで、家の車がP10(初代)プリメーラであることを前提に読んでください。つまり最近の車のことまったくわかりません。あと日産の回し者家系であることも前提に。
なぜティーダか。MTのコンパクトカー大好きという僕にとって、ティーダは少し大きいサイズだしMTの設定もない。正直なところ、買いたい欲求の度合いは高くありません。でもプレミアムコンパクトというアプローチには惹かれるものがあります。それにマーチ12SRが欲しいと思っている人間がマーチと比較すればもちろんサイズは大きく見えるのだけど、その前はプジョー306のMTを中古車で探してみたりしていたわけで、5ナンバー枠に収まるくらいなら余裕で購入動機の生まれる範囲内なわけです。
で、トランスミッションがCVT/4ATのみの設定でMTがないという点。これで残念ながら僕がティーダを買うことはないわけですが、ティーダにMTがあったら買うかというとそれもちょっとちがう。
ティーダにMTは似合わないような気がするんです。左右の手足をフル動員して操る運転よりも、必要最小限の動作で操るほうがこの車の場合スマートに見えるのではないかと。CVTを選べば車のほうもスムーズに振舞ってくれます。
ワンクラスどころかツークラス上のレベルにあるともいえる後席スペース。これ、感動しました。身長185センチの僕が窮屈さを感じない後席を持つコンパクトカーなんてありえないと思ってた。リクライニング機構もあるし、これなら喜んで後席にも座ります。
これらを踏まえて、ティーダは「おもてなし車」だと思うのです。仮に僕がティーダを買ったという状況を脳内シミュレーションすると、友達3人を連れて僕は運転席に座る。大柄な人をわざと後ろに座らせて「広っ!」と言わせる。僕は客人をもてなすべく、運転は細やかな操作に気を使い超マナー運転モード。BGMはジャズ、ラウンジといった感じのリラックスできるもの。という光景が容易に想像できます。
さて、ティーダを借りるべく日産レンタカーに電話してみると、うまい具合に空いていました。今回は1日遊び倒す予定だったので24時間のレンタルです。
日産はティーダ&ラティオ「くつろぎ実感」キャンペーンと題して、日産レンタカーでティーダ、ラティオを3時間3150円でレンタルするというキャンペーンを行っています。素晴らしい試みです。僕はずっと自動車販売店の試乗に疑問というか不満というか物足りなさを感じていて、店員が同乗して数キロの既定コースを回るだけで何がわかるのだろうと思っていました(融通の利くところもあるんでしょうけど)。レンタカーとして新型車を大量に貸し出し、車種の指定も自由にできるようにすれば心置きなく試乗できるではないですか。僕ならそのために数千円支払うことくらいなんとも思いませんよ。ゲーセンで5分100円のレースゲームを遊ぶのと時間単位にして同等の金額で、本物の車で遊べるのですよ。これはぜひ全メーカー全車種でやってもらいたい。 ムラーノの「体感試乗」キャンペーンも始まってますね。こちらは3時間5250円。
さて実際にティーダを運転した印象については次のエントリーで。
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