S字カーブ

TAKKYU ISHINO "A PACK TO THE FUTURE"

石野卓球のミックスCD。"IN THE BOX - Live at WOMB Tokyo"とはまた違った毛色。というか、まあ、全然違う。"IN THE BOX"はライブミックスでやたらあっつい(それはそれですごく良いけど)。"A PACK TO THE FUTURE"は緻密に作り上げられている感じ。音もミニマルにきている。

#12[THE SUPERMAN LOVERS / REBIRTH ～ HATIRAS, MACCA & ALEX PEACE / HEY FRANKIE (ACCAELLA TOOL)]を聞きながら車でワインディングを走ったりなんかしたら相当気持ちいいよこれ。もしかしたらこの1曲リピートしながら永遠に走ってられるんじゃないかと思うくらい。

Nate James "Set The Tone"

Nate Jamesに対するコメントで多いのは「ジャミロクワイが好きな人なら気に入るはず」という評。僕もまさにそういう感想を持った。Jamiroquaiが好きなら、ハマる。ソウル/ファンク色の濃ィい曲が目白押し。

カエラ ミーツ サディスティック・ミカ・バンド!

サディスティック・ミカ・バンドが木村カエラをボーカルに迎えて再結成。キリンラガーのCM企画によるもの。

CMは2月下旬からオンエア予定でまだ見られないのだけど、キリンラガービールのサイトでリハーサル映像を見ることが出来る。

キリンラガービール: http://www.kirin.co.jp/brands/RL/non_flash.html

サディスティック・ミカ・バンドを聴いたことの無い人間が言うのもなんだけど、いい感じにハマってる。木村カエラ存在感あるなー。

ゆらゆら帝国 "3×3×3"

ひとつだけおぼえておいてほしい。「ゆらゆら帝国は恐くない」!

いや正確に言うと恐い側面が無いわけではないのだけど、それは一聴するのをためらうような恐さとは別物であるので是非聴いて触れてみるといいと思う。ゴリッとしているけれどゆらゆらできるという珍しい音。

RAM RIDER "PORTABLE DISCO"

誰っぽいとか書くとその先入観が先走ってしまって、RAM RIDERの曲の場合それがマイナスにしか作用しないような気がしたから書けません。これはとにかく試聴してみるのが吉。

http://www.ramrider.com/

僕は#14[ベッドルームディスコ<RYUKYUDISKO Remix>]が好きなんだけどこの曲は試聴できません。今書いてて気付いたんだけど、琉球ディスコってRYUKYUDIS"K"Oなのね。

"PORTABLE DISCO"はその名の通りで、個人的には歩きながらiPodで聴くのが絶好の環境。

YOSHIKA "timeless"

今どんな音楽を聴いているか聞かれたらまず真っ先に挙げるのがYOSHIKA。間違いなくおすすめできる。

でも、身も蓋もないことを言ってしまえば、インディーズ時代のアルバム"STRAIGHT AHEAD"は"timeless"に輪をかけて好きで、こっちも相当おすすめできる。

このアルバムでは#09[one day [feat. B-BANDJ]]が好き。この曲って、原型は1年前(かな?)公式サイトでWeb限定公開された曲だよね?

青木カレン "TOKYO Jz TRIPPIN'"

須永辰緒、野崎良太(Jazztronik)がプロデューサーとして参加している。クラブジャズというとマンデイ満ちるの大沢伸一プロデュース作品のあたりをイメージしていたのだけど、そのあたりからするともっとスタンダードなジャズに近い。もうちょい個人的にガツンと来てくれる曲がフックとして入っていると一気に惹き込まれてたと思うのだけど、しばらくは期待を込めてチェックしたい。

このアルバムはなんといってもジャケットが良い。このジャケットはかーなーり好き。

信近エリ "nobuchikaeri"

最近買ったCDが机の傍らに積み上がっていて、さて次はどれを聴こうかなとふと手に取る確率が今最も高いのがこのアルバム。

#3[SING A SONG]、#11[夢のかけら]など聴けば聴くほど味が出てくる感じで好きです。

信近エリ、ジャケットやブックレットの写真を眺めているとこの人は唇がとても素的であることに気が付いたので、これを見逃してはいけない。

SUGAR BABE "SONGS"

山下達郎と大貫妙子が昔、同じバンドで活動していたというのを知ったときには大層驚いたわけです。しかもそれが30年前のお話である。そりゃ気付かないわけだ。

シュガーベイブ唯一のアルバム"SONGS"はCD化、リマスタリング盤など何度か発売されているけど、オリジナルの発売から30周年を記念した盤が出ました。

ほんのちょっと前にホンダ フィットのCMに[DOWN TOWN]のカバーバージョンが起用されたけど、知らない人が聴けばオリジナルの新曲だと思っても不思議ではないほど、言い換えればこの曲が30年前に作られたとは到底思えない鮮やかさを放っていたのが印象的でした。もちろんこのアルバムに収録されているオリジナル、そして他の楽曲も、「逆に新鮮」とかそういう表現がいらず普通に聴けてしまうところが空恐ろしさすら感じる。

ちなみに、今回の30th Anniversary Editionとこれ以前の盤はボーナストラックの内容が違うのでコアなファンは結局両方手にすることになりそうですよ。

堀込高樹 "Home Ground"

キリンジ兄のソロアルバム。

弟、泰行のソロプロジェクト馬の骨のアルバム"馬の骨"(Amazon)はざっくりとした音作りであったのに対して、"Home Ground"はかなり練りこまれている印象がある。僕のイメージする「キリンジっぽさ」がギューッと詰まってる感じ。ものすごく濃厚に。

ふたりのソロをそれぞれ聴くと、ちょうどバランスしてキリンジに着地するのがよくわかる。