この4月からテレビアニメ「ドラえもん」の声のキャストが一新されたことは皆さんご存知のことと思います。 主要キャストだけでなく声は総入れ替えらしいし制作スタッフも一新されたようですが、 やはりドラえもんの声が変わるという大ニュースの陰に隠れて今ひとつ注目されなかったような印象があります。
しかし制作スタッフの一新というのが今回非常に重要であるはずで、このリニューアルを機に、 原作コミックの持つテイストへの回帰が図られているようです。
藤子・F・不二雄先生の描いた「ドラえもん」はあくまでもギャグ漫画で、 ドラえもんとのび太を中心に繰り広げられるドタバタ劇こそが真骨頂なのでした。
「どうやらドラえもんの声が変わるらしい」という話がいろいろなところで聞かれるようになったあたりから、 僕も久しぶりにドラえもん熱が高まってきました。ドラえもんのファンサイトを見に行ったりしているうちに漫画をまた読みたくなってきたり。 残念ながら引越しの片づけで、「ドラえもん」のてんとう虫コミックス全45巻を処分してしまった後でした。
幸いイングリッシュコミックス、英語訳に原文が付記されているコミックスを持っていて、ひとしきり読みふけってしまいました。
1巻と6巻しかもっていないのだけど、特に1巻の「アベコンベ」なんてまさにその真骨頂を見せ付けてくれるお話です。
しかしアニメを見なくなってから久しく、思い出したころにはまた来週を待たなくてはならないという状況が続いています。
ファンサイトをのぞいてみると、声に違和感を感じる人は少なからずいるようですが、 原作ファンからは原作の味が上手く出ているとのことで概ね好感触を得ているようです。声のキャストが若返ったことで、 原作回帰のドタバタ劇のスピード感溢れる応酬が期待できそうです。
ところで。
毎週見逃してしまっては「まあしょうがない、来週は見よう」と何度か思ってきたのですが、きのうの深夜テレビ朝日の公式サイトを見て愕然ですよ。
4月29日の放送は「どくさいスイッチ」!!
しかも30分丸々1本立て。
もう愕然、絶句、そして涙。「ドラえもん」ファンとしては「ドラえもんだらけ」 に匹敵するレベルで押さえておかなくてはならない話ではないですか。これを見逃したのはダメージでかいです。
しかしなんというか、この話を放送第3回目、しかもGW初日というこの日にぶつけてきたという事実。 チャレンジングを通り越してすでに無謀とすら思えるこのチョイス。新制作陣の意気込みはただものではないですな。
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